2023年6月14日にリリースした「戦国ALIVE」は何者かの手によって戦国時代から現代にタイムスリップしてしまった戦国武将たちが歌で天下を取るリズムゲーです。開発運営は「10ANTZ」という「ひなこい」「&JO1」を作っている会社です。
ただ、なんでわざわざ戦国武将をアイドルにしたんだろう?という疑問が出たので実際にプレイしてみることに。リズムゲーが苦手なガチガチ初心者ですがやってみないことにはわからないですし。
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戦国ALIVEの概要
プロローグの0章をプレイすると、何者かの手によって戦国武将たちが現代の渋谷スクランブル交差点に召喚されます。武将たちが召喚された起点となる年代は武将によってバラバラのため「こんなに若かったっけ?」と互いに首を傾げることも。三成の優秀さが本当に強い。
0章をクリアしていくと途中で、チュートリアルガチャがひけます。このチュートリアルガチャはSSR武将カード1枚確定で、何回でも引き直しが可能です。引いた後に「こちらでいいですか?」と聞かれるので、目当ての武将が来るまで粘るのも手です。
主人公(プレイヤー)は自我も有り、ストーリーでもしっかり絡んで喋りますが、見た目と姿形はほぼありません。成人しているのは確定かと(高校生を見て懐かしんでいたので)。チュートリアルの途中で好きな武将を選ぶと、その武将がホームに配置されます。なおホームには武将を2人配置でき、背景も変更できます。
戦国ALIVEのストーリー
わからぬ武将たちがたどり着いたのは「ミレニアム事務所」という小さな事務所。その事務所の社長である「足利義喜(通称よっちゃん)」はかつて敏腕音楽プロデューサーだった男(CV.古川慎氏)。武将たちの話を聞き、足利は再度一念発起。彼らでもう一度「歌で天下を取らないか」と誘います。武将は最初足利を怪しみますが、事情も常識も何もかもが違う現代では彼らは異端な存在。反発したり譲歩したり悩んだりと様々な対応を取りますが、最終的に一時しのぎとして足利の姪(甥)の主人公が住む一軒家に身を寄せます。
その後も銃刀法違反などで職務質問を受けたりと常識も何もかもが違う現代に驚く武将たちですが、主人公が緩衝材に入ってなんとかしたりと悪戦苦闘する姿がみられます。最初はパソコンやスマホなどに驚いていた武将たちも現代に適応していき、足利の依頼で働いていたり。伊達政宗がまっさきにSNSのバズり系動画で注目をあびるのはなんか納得です。あと株で大成功する石田三成。
戦国アライブのガチャ・ボーナスなど
今なら初心者ボーナス・リリースボーナス・ログインボーナスの3つがもらえる
新規ユーザー限定で毎日500個のジュエルが計7日もらえます。あわせて3500個のジュエルがもらえて10連ガチャ相当のジュエルが手に入ります。コレはやるしか無い。
またリリース記念ボーナスとして、2023年6月14日~2023年8月1日までの期間の7日間ログインでジェムや育成アイテムが貰えます。上記の2つのボーナスとは別に通常のログインボーナスもあります。
初心者パネルミッションは計3つ
期間は不明ですが、それぞれのミッションを全てこなすとミッションパネルが変わります。計3つのパネルが有り、それぞれコンプリートするとガチャに必要なジュエルがもらえます。「カードのレベルをあげよう」「自己紹介を変更しよう」「メインストーリーを読もう」など簡単なミッションなので、クリア自体は問題ないとおもいます。ただ一部でデータ引き継ぎが出来ないという不具合を見かけたのでちょっと嫌な予感も
ガチャはカードガチャ
ガチャはSSR1枚確定の有償ジュエル限定のガチャと、無償ジュエルで回せるPUガチャと恒常ガチャの計3パターンです。PUは「LOOK AT ME」シリーズの武将たち4人でひとつのPUガチャが計3つ。それぞれ3000ジュエルで10連が回せます。フレンドポイント系ガチャは有りません。
提供割合は上記の通り「SSR:5%」「SR:20%」「R:75%」と、SSRのPU率が他のソシャゲと比較して高めの部類(普通は3%が多い)。SSRの中でもPUキャラは「0.75%」になっています。
戦国ALIVEの機能
一番最初のチュートリアルリズムゲームパートの前にはノーツのタイミングを図る機能が用意されています。人によってはちょっと大きめなSEもある程度操作が可能です。チュートリアルといいつつ、全てのノーツが入っていました。慣れている人は余裕だけど、リズムゲーに慣れていない私のような人間は、ちんぷんかんぷんでとにかくついていくのに必死でした。この「光る時」という楽曲がメイン曲ですね。
基本はリズムゲーパートでファンを稼いでストーリーを解放
特定のメインストーリーをクリアすることで初期の時点では未開放の楽曲も開放されていきます。リズムゲーパート(ライブ)をクリア(成功)するとファンがつき、その獲得した総合ファン数でストーリーが開放されていくパターンです。メインストーリー以外にもサイドストーリーやキャラごとのプロフィールストーリーが用意されています。武将同士の掛け合いも凄く良いです。
音感ゼロでリズムゲーが苦手で音痴の人間でも、何日か続けてプレイすれば難易度ノーマルがクリアできるくらい譜面が優しかったです。優しいというか、PERFECTをとると音が楽曲や声に重なって綺麗ですしテンポがいい。easyでフルコンボできたときは凄く嬉しかったです。
HARD?BAD多すぎて終わるときにはテンションゲージ下がりまくってやばいことになってますが???
ただ、上に弾くノーツの反応がちょっと弱いというか、ずっと押すノーツの最後に上に弾くひし形のノーツだとうまく読み込んでくれなくてBADやMISSになりやすいなぁと。フリックがうまくいかない
カードを育成してスコア獲得率を上げる
武将のカードには、「レベルアップ」「ランクアップ」「スキルLvアップ」「才能開花」の4つの育成があります。カードにはそれぞれ「歌(赤)」「舞(黄)」「技(青)」「韻(緑)」の属性があり、その属性に応じたレベルアップアイテムを使用します。才能開花はいわゆる覚醒系のシステムで必要アイテムを使用することでカードの上限を引き上げます。
ランクアップやスキルアップも含め、よくあるカード育成システムなので、最初はアイテムが揃わずなかなか強く出来ませんが、リズムゲーパートで育成素材がドロップできるので溜まってくると思います。獲得ファンがなかなか増えないのは私が下手だからだろうか。
「HU-MI」は2章1話クリア後の「半蔵profile」1話読了後で解放
武将とチャットのようなやり取りをする「HU-MI」はメインストーリー2章1話の後で開放される半蔵のプロフィールストーリーを読むことで開放されます。条件には「半蔵オンステージクリアで解放」と書かれているだけなので、わかりにくいというかストーリースキップしていたりポップアップに興味がない人は気が付かないかもしれません。そもそも機能チュートリアルでありがちなHU-MIへの導線もありませんし(私も最初気が付かなかった)
チャットでやり取りしていくとこっちで答える回答や選択肢が表示されます。選んだ選択肢によってはもらえる「HU-MIコイン」の量が違うのかも?私が見た半蔵と三成はともにお風呂ネタだった。
グッズのトレード機能についても追記予定です
戦国武将ALIVEに登場する戦国武将
戦国武将 | 担当声優 | 声優別キャラ | カバー邦楽曲 | カバー元 | 邦楽のリリース年 |
---|---|---|---|---|---|
織田信長 | 増田俊樹 | 神代凌牙/ナッシュ(遊戯王ZEXAL) | サウダージ | ポルノグラフィティ | 2003年9月13日 |
伊達政宗 | 小笠原仁 | カナタ(ウーユリーフの処方箋) | WHITE BREATH | T.M.Revolution | 1997年10月22日 |
石田三成 | KENN | ウリエンジェ(FF14) | ズルい女 | シャ乱Q | 1995年5月3日 |
武田信玄 | 鮎川太陽 | 楠大門(アルゴナビス) | LA・LA・LA LOVE SONG | 久保田利伸withナオミ・キャンベル | 1996年5月13日 |
上杉謙信 | 北村諒 | ニラム(仮面ライダーギーツ) | DESIRE ー情熱ー | 中森明菜 | 1986年2月3日 |
片倉小十郎 | 高橋広樹 | 賈充(真三國無双) | 15の夜 | 尾崎豊 | 1983年12月1日 |
前田利家 | 橋本祥平 | イヴァン(王室教師ハイネ) | リンダリンダ | THE BLUE HEARTS | 1987年5月1日 |
風魔小太郎 | 赤澤遼太郎 | トド松(舞台おそ松さん) | そばかす | JUDY AND MARY | 1996年2月19日 |
服部半蔵 | 白石康介 | 冬弥要(舞台アニドルカラーズ) | MajiでKoiする5秒前 | 広末涼子 | 1997年4月15日 |
明智光秀 | 橋本真一 | 里塚賢汰(アルゴナビス) | ESCAPE | MOON CHILD | 1997年5月28日 |
真田幸村 | 内田雄馬 | ヴィシャス(テイルズオブクレストリア) | かもめが翔んだ日 | 渡辺真知子 | 1978年4月21日 |
佑太郎 | 海渡翼 | 蜂楽廻(ブルーロック) | セーラー服と機関銃 | 薬師丸ひろ子 | 1981年11月21日 |
「前田利家」「服部半蔵」「武田信玄」「風魔小太郎」「上杉謙信」「明智光秀」の声優さんは舞台役者としての活躍が多めなので、メディアミックスで舞台化したときはそのまま続投する可能性もありそうだなと勝手に思っています。というかアルゴナビスとむっちゃ被ってるんだけどそういうことなのだろうか
コンビやチームを組んで歌う楽曲もゲーム内のリズムゲーパート内に登場しています。こうしてみると、一番古いのが「かもめが翔んだ日(1978年)」で、一番新しいのが「サウダージ(2003年)」という実に25年近い開きがありますが、基本的に1980年~1990年リリースの邦楽曲ばかりです。これは完全にアラフォー・アラフィフ世代を狙い撃ちですね。キャラデザについてひとつだけいいですか。なんでロン毛キャラいないんですか。
でもやっぱり戦国武将要素は………いらなかったのでは……?武将の偏りも酷いし
そこはずっと文句言ってるね
だってどうみたって戦国武将要素が足を引っ張っているんだもん!鎧兜でかろうじて武将だとわかるけど、現代の格好されると全くわからないし!アイドル衣装に武将モチーフが残っていれば、と思ったんだけど全く残っていないし!
キャラクターのやり取りとかすごくよくて個性豊かでストーリーも面白いんだけど、やっぱり最後まで『これ、戦国武将じゃなくてもよかったんじゃないの?』ってなってさ……
戦国ALIVEのまとめ
声優さんたちのカバー熱唱もいいですし(個人的に「LA・LA・LA LOVE SONG」がお気に入り)、譜面もガチ初心者が何度か練習すればクリアできるくらいに丁寧に作られていて、リズムゲーム部分は遊べやすいです。リズムゲームくっそ苦手な私でもデビューできたのだから、リズムゲームをわかっている人が譜面を作ったんだなあと思いました。カクつき、強制終了、フリック反応の遅さもありましたが、それは今後改善されると信じてます。
ただやはり「なんで登場人物を戦国武将にしたの?」と最初から思っていた部分の疑念(というかこのゲームを始めた理由)はついに解消されませんでした。おそらくは戦国武将×アイドルの組み合わせとか異色すぎるし他がやっていないからいけるんじゃないか、と想像しますが違うかもしれない。なんというか、タイムスリップさせてまで戦国武将を現代によんで歌で天下を取ろうという流れがわりと強引だと個人的に感じました。タイムパラドックス発生するけどいいの?
戦国武将という点を除けばストーリーの展開や緩急、キャラクター同士のやり取りや会話は丁寧に描かれていて読み応え抜群でした。ストーリーはすごくいいため、だからこそどうして戦国武将にしたんだろうか……という謎が残ったままでした。信玄が「LALALA LOVESONG」を歌うことになるエピソードが好きです。
ストーリー上で謎が解明されないなら、せめてアイドル衣装に武将要素を残してほしかった…………。これじゃ完全に「源氏名:織田信長」というホストじゃないか。恋下統一戦国ホストかな?
個人的な評価 | |
---|---|
キャラクター | 3.3 |
グラフィック | 3.3 |
ストーリー | 3.8 |
声優 | 4.1 |
微課金向け | 4.0 |
操作性 | 2.9 |
バグ発生頻度 | 3.6 |
画面UI | 4.3 |
アプリ名 | 戦国ALIVE |
配信日 | 2023/6/14 |
ジャンル | 戦国武将が歌で天下統一!リズムゲーム |
運営会社 | 10ANTZ Inc, |
公式SNS | @sengoku_a_live |
必要容量 | 167.4 MB |
販売価格 | 基本プレイ無料(アイテム課金有) |
ダウンロード数 | 5,000+ |
対応端末 | Android:8.0 以上/ios:iOS 11.0以上 |
アプリストア評価 | Android:3.9/ios:4.1(2023/6/16時点) |
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©10ANTZ Inc.