「終末、執事と星に歌う」はまるき氏制作のPCで遊べる無料乙女ゲーム。宇宙船にふたりぼっちのアンドロイドと少女が紡ぐ、不安でもの悲しいロマンスストーリー。SF要素も多分に入っており、恋愛要素も控えめなので男女ともに遊べる一品。
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※※ストーリー中盤までのネタバレを含みます。ネタバレ回避したい方はお気をつけください※※
終末、執事と星に歌うのストーリー
2XXX年、荒廃した地球から宇宙船が飛び立つ。
乗っていたのは、1人のお嬢様と、1人のアンドロイド執事だった。目的地の星を目指しながら、2人は思い出を語り合うことにする。互いの胸に秘密を抱えたままで…。
宇宙で2人ぼっちの、乙女ゲーム風ハートフルSF。
エンディングは3つでTRUEENDが1つ。大体一時間~二時間程度でクリアできます。主人公は黒須マリ、アンドロイドはリート。二人は宇宙船に乗り込んでワープを行うまでの間、思い出語りをしあいます。
マリはロボットや機械を開発する会社の娘で、弟がいましたが亡くなってしまいます。そして大会社の社長令嬢ということで他人のおべんちゃらや嘘に付き合わされ辟易していました。そんなとき彼女つきのアンドロイドのリートと出会い、彼に「嘘をつかないこと」を約束させます。
なお、ストーリーの節々に選択肢が用意されています。どの選択肢を選んでも可愛い会話になるので、全制覇したいものです。イチャイチャしやがって。
マリとリートが話す内容は上記のこと。上から順々に選択した(話した)方が、時系列的にも話の流れ的にもわかりやすいでしょう。日常的な会話にぶちこまれる「世界の崩壊と別れ」の衝撃よ。最初の弟の会話が小学生の頃に対し、少しずつ成長して中学生の頃の話になっていきます。日常的な会話も多めで癒やされます。
最後の世界の崩壊はおおよそ今から2年前。原因不明のコンピューターウイルスで世界中の機械が麻痺し、核が打たれたりテロが起きたりと世界は一瞬にして壊滅状態に。国も経済も崩壊し、残された人々は地下コミュニティで何とか生活できている模様。初期の頃、アンドロイド達も影響を受けるため捨てられていくなか、リートは影響を受けませんでした。そしてマリの両親はロボット開発会社ということで監視とバッシングを受け、最終的に父親はどこかに連れて行かれて永遠の別れに。
両親が残した宇宙船にリートと乗りこんだマリは、ゆらゆら宇宙を漂流しながらリートと話しつつ、遠い宇宙の星の住民と合流するためのワープを用意することにします。
急に宇宙船が揺れて重力装置が稼働しなくなり、マリとリートが空間をさまよいます。パニックにならないように冷静になりつつ、リートの腕に飛び込みます。ですがマリを守るリートの背中には飛び回る道具が突き刺さり、危険な様子。
リートの説明で重力装置を再稼働されてもとに戻るも、様々な道具の攻撃でリートの体は停止してしまいます。
ここでマリはタブレットの宇宙飛行士の概要を確認し、英語を読み解いてリートの体の再起動に必要なものを回収します。最初に弟と会話した宇宙飛行士の話や英語の話がここで生きてくるのがわかると、ワクワク感も倍増。
果たしてマリはリードを助けることはできるのか。
なお重大な選択肢では上記のような大きな選択肢が登場します。いきなりでてきてびっくりしましたし、制限時間があるのかと思ったくらいです。この演出、すごく好きです。人生の岐路に立たされている感じがして。
終末、執事と星に歌う のまとめ
面白かったです。最後のTRUEEND、めっちゃ感動しました。
最初はEND1にたどり着きましたが、あれも幸せのひとつなのかなと思いました。マリちゃん、リートと幸せになってね。SF要素も多く含まれていて、そちら方面でも勉強になりました。ロボット三原則、名前だけは聞いたことは合ったけどその中身は全然知らなかったので、今度はこの知識を活かしたいと思いました。
ゲームタイトル | 終末、執事と星に歌う |
ジャンル | 乙女ゲーム風SFノベル |
価格 | 無料 |
制作 | はーとふるアビス(まるき) |
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